東京都の登録文化財建造物　　　 2018-8-13 現在

番号-名称		年 代	構造等
057 神田神社 瑞垣		昭和12年 (1937)	鉄骨鉄筋コンクリート造、銅板葺、延長60m

特徴等

神田神社は、社伝によると天平2年(730)の創建で、当初は皇居の辺り、現在の千代田区大手町にあったが、元和2年(1616)に、江戸の大規模な造成のため、江戸城の表鬼門にあたる現在地(千代田区外神田)に移転した。そのとき幕府により築かれた桃山風の壮麗な社殿は、大正12年(1923)の関東大震災により焼失、現在の社殿はその復興社殿として伊東忠太顧問のもと、大江新太郎と佐藤功一の設計により、鉄骨鉄筋コンクリート造で再建されたものである。 瑞垣は、本殿周囲を神饌所と宝庫の間で折れ回りに囲う透塀である。柱を地，腰，内法の各長押で固め，腕木で出桁を受け、疎垂木、本瓦型銅板葺屋根を載せる。北面中央に門を開き、その他の柱間は上半を連子窓、腰部は吹寄せに襷桟を打つ。社殿群北半の構えを構成する。 参考資料：国指定文化財等DB(文化庁) 2005-8-11

神田神社瑞垣 (撮影：2004-5)	神田神社瑞垣 (撮影：2004-5)

h：